白米を長持ちさせるための保存方法

買ってきた白米って、どうやって保存していますか?キッチンにあるお米びつに入れて、それっきりという人が多いのではないでしょうか。実は、キッチンに常温保存しておくのはお米にとってあまりいい方法ではありません。野菜と同じように、冷蔵庫に入れるべきなんです。

買ってきたお米は密封容器に小分けして、冷蔵庫で保存

普段はあまり気が付きませんが、白米も野菜と同じように生鮮食品です。ですから保温は冷蔵庫がベストです。タッパーやペットボトルなどに小分けして、きちんと密封しましょう。
密封容器に入れる理由は、お米の乾燥を防ぐためです。冷蔵庫の中は意外と乾燥しているので、密封されていない容器にお米を入れておくと乾燥のあまり割れてしまうことがあります。これでは白米がまずくなる一方ですから、必ず密封容器に入れましょう。
白米は、味の劣化がはっきりわかる食品です。玄米から白米に精米した瞬間から、酸化が始まり、どんどんおいしさが薄れていきます。白米を長持ちさせたかったら、密封容器に入れて冷蔵庫へ入れるのが一番です。容器内には虫よけのために唐辛子を入れておくのをお忘れなく。

一番のおススメ容器はペットボトル

たくさんのお米が手に入ったとき、保存する容器としておススメなのは、タッパーや米びつよりもペットボトルです。
2Lのお水が入っていたものが香りがつかないのでベストです。ペットボトルは口が小さいので外気が入ってきにくい性質があります。また既に飲み物が入っていたことからわかる通り、余分なガスの浸透を防ぐので他の食べ物などの臭いも付きにくいです。
注意点はお米を移すときにペットボトルの内部の水気をしっかりと取り除いてから作業することです。これによって通常よりも長く美味しい期間お米を楽しむことができますよ。

お米は涼しい場所で密封容器に入れて保存

白米を長持ちさせるコツは、低温・乾燥・食べる分だけ精米、の3点です。白米にしろ玄米にしろ、お米が傷むのは、高温で湿気の多い場所に長期間置いておくことです。ですからキッチンの床に買ってきたお米袋に入れたまま、常温で放置するというのは、白米のおいしさを日ごとに奪っていきます。
お米袋に入れたままだから密封でしょう!?と思うのですが、実は市販のお米の袋には、ごく小さい空気穴が開いています。ここから湿気のある空気がどんどん入っていきますから、未開封でも密封されているわけではないのです。

玄米は、5月半ばごろから冷蔵庫で保存

ちなみに玄米の保存法はどうかといえば、白米と同じです。直射日光の当たらない風通しのいい場所に、密封容器に入れておいておきます。玄米も冷蔵庫で保存するのがベストですが、11月~5月ごろまでの気温が引く時期は、常温保存でもそれほど味は変わりません。梅雨時が要注意シーズンですから、5月中旬ごろからは冷蔵庫で保存しましょう。