今回は比較的新らしい品種のブランド米である「にじのきらめき」の味を確認していきます。
にじのきらめきは、2018年に国の研究機関である農研機構が開発したお米。きらきらと輝く、虹のような多彩な特性を持つということから名付けられたそうです。
にじのきらめきは温暖化に強い
近年、温暖化によってお米の品質を保つのが難しくなってきています。このような気候の変化に対応するために、より高い気温が高くても美味しく育つ品種が求められてきました。
にじのきらめきは、コシヒカリに近い味わいがありながら、生産量も同じ田んぼの面積あたりで15%程度多く収穫できるというメリットもあるということです。さらに病気への抵抗力も高いことから作りやすいという期待されている品種なのです。
新潟産にじのきらめきを食べてみた
新潟産のにじのきらめきを購入してきました。
ブランド名の通り虹の七色の稲穂がデザインされたパッケージなのも明るい雰囲気で良い。
2004年度収穫のものをいただきます。
にじのきらめきの事前情報を確認すると特徴は、以下の通り。
- コシヒカリと同等のおいしさ
- お米の粒が大きめ
- ツヤのある美しい炊きあがり
- 粘りが強い
- お米の甘みも強い
それでは実際の味わいをみていきましょう。
味の感想を伝えていきます
実際ににじのきらめきを炊飯器の通常の白米モードで炊き上げていきます。この時のお水の量は、炊飯器の規定の線ぴったりです。
色はきれいなのですが、やや内部のお水が少ない印象です。お水多めで炊き上げるか、丁寧にお米を研いだ後しっかりとざるにあけて置いておく必要は最低限やった方がよいかなと感じました。
粒は丸みをおびていて小粒ですね。透明度は中程度で、この年のにじのきらめきについては白く濁っているものも少なかったです。
ただ、今回購入させてもらったものについては、粒が揃っていると思いました。
表面のつやは少なめ。味わいも甘みや旨みが控えめでした。
コシヒカリと同等の味といわれているが、さすがに上位のコシヒカリと比べるレベルにはないように感じます。
まとめ
今回は、にじのきらめきを実際に食べてみました。普通に美味しいご飯なのは間違いないですが、銘柄の特徴として言われているコシヒカリと同等という部分については説明と差があるかなと感じます。
新潟県で有名なお米のなかで、甘さや美味さの点から順位付けをすると、
コシヒカリ>こしいぶき>にじのきらめき
かなと思います。ただ、今後温暖化が進み、コシヒカリの栽培が難しくなった場合には気温が高くても品質を保てるにじのきらめきが本当に輝く時代となるかもしれません。