新潟県魚沼産のコシヒカリってなんで美味しいの?

同じ品種でも産地によって食味が変わったり、するのは例えば特Aが地域ごとであることからもわかると思います。20年以上連続してこの特Aランクをとり続けている魚沼産コシヒカリはなぜ美味しいのでしょうか。

美味しい米づくりができる土地の条件は?

水が豊富にあること

美味しい米を作るにはお水が大量に必要になります。近くに大きな河川があること、近くにある山の雪解け水が利用できるなどの条件が好ましいです。

平らな土地が広がっていること

お米の収穫を効率よくするためにたくさんの稲を植える必要があります。狭い土地では農業用の機械を使用することができないなど、効率が低くなってしまいます。棚田が有名な場所もあり、こちらは稲がゆっくり熟すことができるなどの利点がありますが、収穫の速度など考えても平らな土地の方が良いでしょう。

水はけのよい土があること

田んぼというと泥のイメージがあるために、水を保つ土の方がよいと思われがちですが、実は逆なんです。水を土の下へ浸透させる必要があり、このためには水はけが非常に大切です。

昼夜の気温差が大きいこと

稲は夏の間に成長します。そのため日照時間が長い土地であるのが美味しいお米の条件と言われます。天気が良い地域であることも大切ですね。また夜になると一気に気温が下がるような場所が美味しいお米が獲れます。

魚沼の土地の条件はどうなの

魚沼地域の気候について上の条件に照らしてみていきますと、実はすべての条件を高いレベルで満たしていることがわかります。
魚沼は盆地になっているため、一日のなかでの気温の差が大きいです。昼間温かく、夜涼しいことで稲の消耗するエネルギーが少なくて済み、稲にでんぷんが大量に蓄えられることになるのです。また、夏場には晴天が多いこともエネルギーをためやすいこともあると思います。
他にはやはりお水の綺麗さが重要で、この地方は新潟県の中でも特に雪が降る地方になります。田植えをする6月ごろにちょうど雪解け水大量に湧き出て美味しいお米になるのですね。