梅肉エキスは青梅から作ることができる梅の有効成分を最も効率よく含んだものなんです。完熟直前の新鮮な青梅の絞り汁だけを長時間に詰めて濃縮したもので、青梅1kgからわずか20gくらいしか取れないすごく貴重なエキスなんです。効率よく成分が入っているというのがどれほどかというと、同じ材料を使った梅干しと比較しても数十倍の成分が入っています。
梅干しですと塩が含まれているので、一日に5個とか10個食べるわけではないんです。塩分制限されている方もいらっしゃると思いますので、梅肉エキスはおすすめです。
用意するもの
梅肉エキスのレシピ
青梅 5kg
ガラス質のおろし器
鍋
殺菌した保存容器
※金属製の道具はできるだけ避けてください。梅の成分と化学結合を起こして梅肉エキスの効能が低下する可能性があります。
自家製梅肉エキスの作り方
- 青梅をきれいに洗います。水をしっかりふき取っておきます。
- ボウルにおろし器で梅の実をすりおろします。
- 木綿の袋にすりおろした梅を入れて、青梅の汁をしっかり絞り出します。
- お鍋に搾り汁をいれて、弱火でかき混ぜながら煮詰めていきます。火加減や環境にもよりますが、3時間くらいかかると思います。
- 煮詰めていると鍋の周りにあくが出てきます。これを木製かガラス製のスプーンで取り除いていきます。
- もともとの緑色の汁が徐々に茶色くなってきて、黒っぽさが増えてきたら最後はどこまで煮詰めるかの判断です。スプーンで粘り気を確かめてみましょう。糸を引くような状態になったら完成です。
梅肉を作る時のポイント
梅肉エキスを作る時には、青梅の選定が重要です。可能な限り傷がついていないものから作ると良いです。大きさは不揃いでも良いです。また火を止めるタイミングも慎重にしましょう。冷めると固く粘り気がでますので、少しだけ柔らかいと感じるくらいで火を止めるのが良いでしょう。冷めてもしゃばしゃばの時には再び過熱をして煮詰めれば大丈夫です。