お米食べるダイエットの方法と使いやすいお米の品種

何を食べても太るから、

「一番太りやすそうな炭水化物=お米を食べるのを控えている」

こういう人は結構多いのではないでしょうか。

とくに最近は糖質制限ダイエットが流行で、糖分をたくさん含むお米はダイエットの敵という感じです。しかし、逆にお米を食べて痩せようという方法も注目されています。今回は、お米を食べながらダイエットできるという人気のノウハウについて紹介します。

伊達友美先生のお米を食べるダイエット

5000人以上の食事を指導してきた管理栄養士の伊達友美先生は従来の炭水化物を減らすというダイエット方法の逆を行く、日本人に適したダイエット方法を提唱しています。

ダイエットを行う時に炭水化物を食べなかったり減らす、糖質制限を行うという方法が世の中は多いです。炭水化物というのは、主食として食べる機会の多いお米やパン、パスタ等の主成分ですね。

炭水化物を身体の中で分解すると、糖になることから糖質制限をすれば体重が減っていく可能性が高いといわれるのが現在主流となっているダイエット方法ですが、管理栄養士の伊達友美先生によれば、炭水化物を食べながらダイエットを行える事を提唱しています。

炭水化物を減らし過ぎても太りやすい体質になるのだそうです。

体脂肪が燃えにくい体になってしまい、一時的に糖質制限で痩せても、炭水化物摂取によってリバウンドを起こしやすくなりますから、適度に炭水化物を摂取しながらダイエットが有効であり、代謝も高めていけるようですね。お米が好きで仕方がない方、やはり偏った食事には抵抗がある方は試してみてもよさそうです。

糖質制限を始めとして、食事量を減らせば体重が減るのは当然なのですが、そうなると臓器の働きは低下したり、代謝が悪くなって太りやすい体になってしまいますし、お米を食べてダイエットを行う場合にはいくつかの注意点もあります。

ご飯は満腹感を得たり、エネルギー源として有効ですが、もちろん無制限にご飯を食べて良いというわけではありません。ご飯を食べても痩せる事が出来るためのノウハウがあります。

  • 1日に3食お米を食べる事
  • 毎食に小さじ1杯程度の酢を料理に混ぜる
  • 米以外の炭水化物を食べない

これがポイントだそう。

その他のポイントとして主菜・副菜には肉や魚などの動物性タンパク質を摂取して、筋肉を付けていく事があげられます。これによって基礎代謝が上昇し、ご飯の糖質を燃焼させる上でも効果があるんです。植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が吸収が良いので、肉や魚を積極的に摂取する事は大切になるのですね。

タンパク質摂取を増やしながら炭水化物を適量食べる方法が、代謝を高めて痩せ体質を作り、無理な食事制限では無いのでリバウンドリスクも少なくなるものです。

柏原ゆきよさん先生のお米ダイエット

管理栄養士の柏原ゆきよさんが考案・提唱しているお米ダイエットもあります。

これはお米と味噌汁、おかずを一定のバランスで食べることによって、体の代謝を上げて痩せようというものです。運動はウォーキングなどの軽めのものを併用すればよく、長距離のランニングなどハードトレーニングは必要ありません。結構健康的で日本人の生活にあっているように感じます。

大事なのは、お米(ご飯)6:おかず4のバランスを守って食べることこのお米ダイエットで芸人のエドはるみさんがダイエットに成功したということで話題になっていました。

当時49歳でダイエットの成功。体重が54.4キロ→49.8キロ、体脂肪率が30.4%→22・7%に減少したそうです。

体重ダウンもすごいですが、49歳で始めて結果を出すところがすごい。

お米と根菜の具沢山味噌汁を食べるのがコツ

お米ダイエットを成功させるには、お米と発酵食品(味噌汁)をバランスよく食べるようにすることです。初めのうちは、6:4のバランスがよくわからずに大変だと思うかもしれませんから、お弁当箱に1食分を詰めてみるといいでしょう。一つのお弁当箱にご飯を6分目しきつめ、残った場所におかずを入れておくのです。

おかずは何でもいいのですが、エドはるみさんは具沢山のお味噌汁をメインのおかずにしていたそうです。味噌は発酵食品ですから体の代謝をあげやすい。そこへ根菜や大豆製品(豆腐・油揚げ)などをたっぷり入れると栄養バランスも良くなります。脂っぽいおかずの量が減り、ご飯を一杯食べるので空腹感もなく、おすすめのダイエット法です。

炭水化物はお米だけ、パンもパスタもなし

お米ダイエット中は、炭水化物はお米でとります。パンやパスタ、麺類は週に1回にするなどして、ご飯メインの食事に切り替えましょう。おやつも基本的にご飯で。お菓子は食べずに、小さめのおにぎりにするなど、食生活をお米中心に変えていくと、良質の糖分が常に供給されている状態で、空腹感が減るそう。

ただし、糖尿病や予備軍など食後の血糖値が上がりやすい人にはNGのダイエット法です。あくまでも健康な人が対象なのでご注意ください。

ダイエットは無理をするとリバウンドや栄養失調などが起こります。急に減らそうとするのではなく、生活習慣を徐々に変えるつもりで進めると良いと思います。

お米食べるダイエットに適した品種は?

お米を食べながらダイエットを行う方法の場合、お米の選び方も重要になります。お米の品種はは、血糖値を急激に上げないタイプのものを選択し他方が良いです。白米は血糖値を急激に上げて太りやすくなる傾向にあるそうですね。

血糖値の上昇をGI値と表現されますが、GI値の低めの米が適していて、お米を大きく分ければジャポニカ米やインディカ米があるのですが、日本で栽培されているものをジャポニカ米、インド原産で東南アジアやアメリカ生産のものがインディカ米と区分けします。

ジャポニカ米の方が太りやすいものであり、柔らかさと粘り気がある米として知られているのですが、粘り気の少ない米は太りにくいものです。タイ米や玄米はダイエットに有効な米であり、麦飯を選択するのも良いですし、他にも温かいご飯よりも冷や飯の方が血糖値が上がりにくいのでダイエットに有効と言えます。

日本人にとって美味しいお米とはいえないかもしれませんが、ダイエットが上手くいった時には少しずつ本当に美味しい日本のお米に切り替えていくと良いです。しっかり基礎代謝さえあげておけば、太ることなんて気にしなくてよくなりますよ。