雑穀米の栄養価は?|美味しく食べて健康になれる

近年発芽玄米など栄養価の高いお米の普及もあって、雑穀米に栄養の観点から注目が集まっています。私自身が子供の頃は白米ばかりで、その他の雑穀と呼ばれるものは入っていると美味しくないとさえ思われていたように思います。

ずっと昔は白米の方が珍しいもので、ヒエやアワが主食だった時代も合ったようですね。最近ではこれらの雑穀が健康的な意味から白米に一定量混ぜるなどして取り入れられることが多くなっています。

雑穀の種類にはどんなものがあるの?

雑穀の種類がどれほどあるのか、どれがいったいどの名前なのか意外と知らない方も多いでしょう。私も雑穀米の袋を買ってきて裏側に書いてある写真を見て初めてそれとわかるものも多かったです。

雑穀の種類には、大麦、ハト麦、アワ、ヒエ、キビなどがあります。このほかには古代米と呼ばれる赤米、黒米、アマランサスなどがあります。いずれも白米と比較すると栄養価が高いのが特徴です。特に大麦には食物繊維が多く含まれており、白米と比較するとおよそ20倍にもなるとか。その他雑穀にはカルシウム、マグネシウム、ビタミン、鉄分などが多くこれも白米の数倍は入っているといいます。

この雑穀米を取り入れることによって、血糖値や血中コレステロールの上昇を抑制したり、貧血や骨粗しょう症を予防できるなどの効果があるという研究成果が報告されています。

大麦

ハト麦

アワ

ヒエ

キビ

雑穀米はサプリメントよりも有能な効能

紹介した雑穀米のカルシウムやビタミンなどの栄養素は現代の人にとっては摂取しにくい環境になっており、都会にいる人は特にサプリメントで補うことを考えがちです。

確かに栄養素は摂取できるのですが、本当は食事でしっかり摂るほうが良いのは間違いありません。自然なものから栄養を得るのが生物としては当たり前のこと。

必要とするサプリメントをすべて身体に取り込もうと思ったらいくつの錠剤を飲めばいいのか。

せっかく美味しいと感じる味覚があるのであれば、取れるものは食事で楽しみながらにした方が効果も大きいと思います。