白米の栄養価について教えます。ご飯は栄養あるの?

一気に痩せたい、体重を落としたい!というとき、最後に頼るのが炭水化物抜きダイエットです。お腹が空いてつらいダイエット法ですが、短期間に効果がでるので、いざというときの切り札にしている人は多いでしょう。でも白米には栄養がたくさん含まれていますから、長期間のご飯抜きダイエットはあまりおすすめできませんね。

白米は、たんぱく質・カルシウム・ビタミンなど栄養価が高い

白米=炭水化物。こう思っている人が多いのですが、実は白米にはたくさんの栄養素が含まれています。植物性のたんぱく質やカルシウム、ビタミン、食物繊維、鉄分などです。お米にビタミンや鉄分まで含まれているとは、ちょっと驚きですね。
とくにたんぱく質は植物性のため、人体にとっては消化しやすいといわれています。「そういっても、お米に入っているたんぱく質は少ないんでしょう?」と思うのですが、いえいえ、実はご飯茶碗1杯分(約150g)には牛乳111mlと同じくらいのたんぱく質が含まれています。これはコップ半分の牛乳のたんぱく質と同じ量です。

亜鉛やマグネシウムも含み、食べたらすぐにエネルギーに変わる

ビタミンB1はキャベツの葉っぱ1~2枚分、鉄分はホウレンソウの葉っぱ1~2枚分、食物繊維はセロリ1/3本分もあるんです。また、白米には現代人には不足しているというマグネシウムや亜鉛も入っていますし、アンチエイジング効果で注目のビタミンEも含まれます。白米からとれる栄養素は、想像以上に多いですね。
もちろん炭水化物ですから、エネルギー源としても優秀です。そもそも炭水化物は体を動かしたり体温を保持したりするのに必要不可欠な栄養素です。お米は消化がいいために、体内に入ってから短時間でエネルギーにかわるというメリットもあります。すぐにエネルギーがほしいときは、やっぱりご飯です!

玄米は白米より、もっと栄養価が高い

白米を玄米に変えると、同じ量のご飯でもたんぱく質の含有量が上がったり、カルシウムや葉酸、食物繊維の量もアップしたりします。特に葉酸は、100グラム当たりで3g(白米)→20g(玄米)と大きく違います。気になる人は時々ごはんを玄米入りに変えるといいですね。