ダイエットに興味がある人なら、「おかゆダイエット」を聞いたことがあるでしょう。これは主食をご飯からおかゆに変えて、摂取カロリーをおさえる方法です。
おかゆですから水分もたくさんとれて、空腹感がわりと少ないことから、続けやすいダイエット法だといわれます。
カロリーダウンしやすいダイエット法ですが、実際に白米とおかゆのカロリーってどれくらい違うんでしょうか。
150gの全かゆのカロリー
全かゆ150gのカロリーは、ご飯よりも134キロカロリーのダウンとなります。
普通に炊いたご飯をお茶碗1杯に入れると、だいたい150gで約240キロカロリー。
おかゆはどうかと言えば、全かゆ150gで約106キロカロリーです。白米と同じ重量の全かゆでは、134キロカロリーも差が出ます。
1食をおかゆに変えるだけで134キロカロリーが減るということで、摂取カロリーを抑えたい方には効果が高いと感じます。
ちなみに全かゆというのは、お米1:水5の比率で作るおかゆのことです。
全かゆは水分が多いですが、かなりお米の感じが強く残っているので、食べていても「量が少ない」「食べ足りない」と思うことが少ない。
ですから1日のうち1食分をご飯から全かゆに変えても、それほどつらくない状態なのでカロリーダウンが続けやすいんです。
5分かゆのカロリー
五分かゆの場合、186キロカロリーもダウンできるが空腹感もあり
かゆには、5分かゆや7分かゆなどの種類があります。5分かゆは米1:水10の割合で作ったおかゆとなります。
水分に対してお米の量が少ないですから、おなじ150gにしてもカロリーはもっと低くなります。150gあたりで約54キロカロリーです。
これはご飯と比べると186キロカロリーも減らすことができ、かなり効果的にカロリーダウンができます。
ただし難点もあって、5分粥となると水の量が多くなるので、食べた感じも少なくなります。
人間は食べるものを目で見て満腹を感じるところもあるので、五分かゆくらいだと「いつもと違うなあ」と感じやすくなり、空腹感が出てくる可能性があります。
7分かゆはバランス重視
全かゆと5分かゆの中間である7分かゆは、食べごたえもカロリーダウンも両方OKとバランスが取れています。
7分かゆは、米1:水7の割合で作るもの。
適度のお米粒が残り、固形物を食べたという感覚があります。七分かゆは150グラム当たり約75キロカロリーですから、五分かゆほどはカロリーを減らせませんが、それでもご飯150gよりは165キロカロリーもダウンとなるのです。
だいたいマルセイバターサンド1個分をセーブしたことになるんですよ。
もし、おかゆをダイエットのための食事として使いたい場合には、全かゆもしくは七分かゆが良さそうです。