おいしいお米を見つけたい。そんなときに役立つのが日本穀物検定協会が毎年発表する
「米の食味ランキング」
前年やその前の年あたりに、この上位ランクである特Aに選出されているものを選ぶようにすると、一定以上のおいしさがあるという目安になります。
米の食味ランキングとは
米の食味ランキングは、実際に決められた条件で炊かれた白飯を評価員が試食して評価した結果をもとに発表されます。
食味として評価されるものは以下の6項目で行われます。
- 外観
- 香り
- 味
- 粘り
- やわらかさ
- 総合評価
基準となるのは、複数産地のコシヒカリのブレンド米が選ばれるということもあって、なかなかおいしくないと上位にランク付けされるのは難しいのです。
評価対象となるお米は?
米の食味ランキングで評価されるのには条件があります。まずは、各都道府県が普及すべきと判断している優良な品種であることです。
その他としても「作付けされている面積が1,500ヘクタール以上」など、ある程度の生産量がなければなりません。ただ、注目されている品種などについては基準外とはなりますが、参考品種としてランキングに掲載される場合もあります。
評価のランクは?
上で紹介したように、評価は平均的なコシヒカリを使って行われます。このお米と比較して同等ならば「A’」となります。
比較して明らかに優秀なものが「特A」とされます。それに順ずるものが「A」
A’以下はB、B’と続きます。つまり、ランクが高いものから
となるのです。
最近の食味ランキング「特A」は?
最近のものというと、2022年3月に発表された前年度収穫のお米についてが参考になるでしょう。
全部で152産地品種のブランド米がエントリーし、最高ランクの「特A」として評価されたのは全部で42銘柄でした。
魚沼産のコシヒカリが特Aなのをはじめ、西は鳥取のコシヒカリまでやはりコシヒカリが平均的に優秀な銘柄だということがわかります。
ちょっと珍しい品種で探してみると、
- 北海道 ふっくりんこ
- 津軽 青天の霹靂
- 岩手 県中 銀河のしずく
- 埼玉 県西 彩のきずな
- 福岡 元気つくし
- 広島 南部 故意の予感
以上が、近年注目のブランド米となるでしょう。私も食べたことがないお米もあるので、是非大好きな梅干しと合わせて食べてみたいと思います。
食味ランキングは当てにならない?
お米の評論家さんの中には、食味ランキングは精米状況や流通の違いによって味にバラつきがあってあてにならないと言う意見もあります。
ただ、私の感覚から買うお店によって確かに味が違う場合もありますが、やはりブランド・品種がもっとも違いを感じる部分です。
食味ランキングそのものではなく、上位に上がってきている銘柄米を選ぶ参考として使えば良いのです。
ですので、気になる品種があれば特に考えずに通販などでお取り寄せしてみると良いと思います。