梅干しは日本人の食生活を支えるうえで非常に重要な保存食ですね。すっぱくて美味しいご飯のお供として、酸味づけのための調味料として特に夏場はありがたい存在です。
昔から生理と梅干しの関係については言い伝えがありますが、実際のところについて調査してみました。
梅干しを生理中に食べるのは良いの?悪いの?
梅干しがないと元気が出ない。一日に一粒は食べておきたいという女性は多いはず。疲労回復にもききますし、風邪予防にも効果があります。
生理の時に梅干しを食べてはいけないという噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、答えは
梅干しを生理中に食べても大丈夫
安心してください。現代において生理中の食事制限はありません。食べたいものを適量食べるというのが健康状態を保つためのコツとなるでしょう。
あえて注意点を申し上げるとすれば、梅干しの塩分。生理中はむくみを生じやすい方もいらっしゃいます。塩も過剰に摂取するとむくみやすくなりますので、生理中は特にたくさん食べ過ぎることのないようにしましょう。
生理中であろうとなかろうと、塩分量のことを考えると、梅干の数は1日に1~2個にしておく方が良いでしょう。もっとたくさん食べたい方には、最近多く販売されている塩分控えめの梅干しをお取り寄せしておくと良いと思います。
生理中に梅干しをつけるのはダメなの?
言い伝えでは、「生理中に梅干しをつけてはいけない」そうです。
この理由は生理中の女性が梅干しをつけると上手く梅干しがつけられない、あるいは梅が赤く漬け上がらないということが言われます。
落ち着いて考えると、生理中であろうがなかろうが漬け上がりに差があるのっておかしいですよね?この言い伝えの理由が明らかになりましたのでお伝えしていきます。
梅干しが生理の時に失敗するとされる理由
色々な文献で調べてみると、どうやらこの生理の時の梅干しの失敗は迷信のようです。いくつか理由がありますが、どれも女性を気遣う優しいものばかりでした。
一つは、梅干しは大量に漬け込む重労働。日差しの強い季節にやらなければならないため貧血で倒れないようにという気づかいがあったようです。
また、梅の漢方の効果(副作用)でたくさんの梅干しを食べることで生理痛が重くなるという傾向がみられたというものもありました。
さらに、味の失敗の可能性を指摘するものもありました。生理中は体温や味覚が変化するため、味が同じようにできなくなる可能性があるそうです。梅干しは神聖な食べ物として毎年の健康を祈念する意味もあったようですから、失敗は縁起が悪いとされたのですね。
今の時代にとって、女性の生理と梅干しは全く関係がありませんので安心して召し上がっていただきたいと思います。