ちょっとしたご飯、小腹が減ったときの軽食など、おにぎりは日本人の食文化にとって現在でも重要なポジションになっています。
コンビニで困ったらおにぎりを買うという人も多いでしょう。
今回は自分でおにぎりを作るとき、美味しく出来上がる品種・ブランド米について考えていきます。
日本人なら美味しいおにぎりは、いつでも食べられる飽きのこない伝統的な食事となっているでしょう。今回はおにぎりにするのに良いお米の条件とその条件を満たすお米の品種を紹介します。
おにぎりで美味しいお米の特徴は?
おにぎりと相性の良いお米の特徴はいくつかありますが、まず大切なことは
- 粒がしっかりしている
- 弾力がある
- 水分が飛びにくい
- 冷めても美味しい
この4つは間違いなく満たしておくようすると良いです。
粒がしっかり立ちやすい
粒がしっかりしている、弾力があるの2つの要素は食べた時にほろほろっと粒を感じられるような食感になるための条件となります。
おにぎりは外側は固められているけれど、中はふんわりしているというものは美味しいですよね。プロの作るおにぎりは空気感を感じられるものです。
水分を保てる
また、水分をとどめておけるだけの水気と冷めた時の味は、時間が経つほどに味に影響を与える要素です。
おにぎりはお茶碗に入れて熱々で食べるよりも、少なくとも手にもって熱くない程度に冷めてから食べるものですので、温度によって甘さが失われてしまったり、パサパサとしてしまうお米は残念ながらおにぎりにはふさわしくありません。
まずはこの触感のお米を選べば大丈夫
私がおススメする品種は後述しますが、もし私が紹介するもの以外でどうやって判断すればいいかというと、簡単に判断するなら温かいご飯の状態で良いので
モチモチした食感
があるかどうかで決めてもらったらよいです。冷めた状態はわかりませんがモチモチと弾力があるものは冷めてもお水と甘みを維持しやすい傾向があるからです。実際その判断で美味しいものがあったら私にも教えてくださいね。
最近開発されている品種はおにぎり向き
近年開発されて品種が発表されているものは、おにぎりにして美味しい特徴を備えていることが多いです。
このブログで紹介したものですと、新之助や青天の霹靂が正にそれです。
というのも最近のお米はお米の設計段階でおにぎりにも照準を合わせた改良を行っているからです。おにぎりはお米の味の評価で必ず確認される項目です。将来的に特Aランクのお米を目指そうと思うのであれば食味をそちらの評価にある程度寄せておく必要があるんですね。
最初に試したいお米の品種はコレ
まず最初に試して欲しい品種について紹介します。
コシヒカリ
美味しいお米の代表でもあるコシヒカリは冷めても美味しいと評判です。特に新潟県の魚沼地方のものは格別です。
山間地だからこその味があるようで、魚沼のコシヒカリにはファンが多いです。甘みは最高レベルで程よい弾力で美味しい。
ヒノヒカリ
近年食味ランキングで特Aの評価が出ているヒノヒカリも、弾力と表面の艶があって食べていて気持ちの良いおにぎりに仕上がります。
炊き上がりこそやや硬いように感じられるかもしれませんが、冷めて結んだ時の感覚は非常に楽しさがある。
にこまる
大粒の米粒で食べた時の食感が楽しいお米の品種です。高知県の自然豊かな地域で作られるお米。同じ高知県の「土佐天空の郷」は高知県の本山町で栽培されるブランド米だが、同じ特徴を持ち美味しいおにぎりが作れます。
最適は自分のおにぎりの好みで選ぼう
おにぎりを自分で作ると、自分の好きな大きさやかたさに仕上げることができます。
つまり、おにぎりの相性の良いというお米は、自分の好みから選ばれるべきものと言うことなのです。
おにぎりのタイプ別に選ぶべきおこめの条件についてみていきましょう。
しっかりタイプ
昔ながらの固めのおにぎりが好きな方は、さめても粘りが残るようなもっちりタイプのお米が良いでしょう。
粘りが強くもっちりとしたお米は、人気のあるコシヒカリなどが有名どころの品種となります。
このタイプは具材もいろいろ入れられますし、塩むすびなどのシンプルなものでも美味しいです。
- コシヒカリ
- あきたこまち
- にこまる
- こしいぶき
- 森のくまさん
- はえぬき
もっちりしているお米としては、コシヒカリ系のものがやはり多くなります。見た目、冷めたときの味わい、硬さなどのバランスが優れています。
ほろほろタイプ
ほおばると口の中でおにぎりがほどけていくようなタイプのおにぎり。このタイプが好きな方は、しっかりと粒感を感じるさっぱりとしたお米の品種を選びましょう。
ただ、冷めると味が悪くなるタイプもあるので、選ぶときには慎重に。
おすすめのお米の品種は以下です。
- ひとめぼれ
- ななつぼし
- 晴天の霹靂
- ふさこがね
- ササニシキ
- まっしぐら
さっぱり系のお米を使ったおにぎりは、明太子やおかかといった水気のあるおかずとの相性が良いです。
ただ脂が融け出るようなものだと、食べ進めると形が崩れる可能性もあるので注意が必要です。
美味しいおにぎりの作り方
美味しいおにぎりは、具材とご飯の相性も大切ですが究極を目指すとなると他にもポイントがあります。
お塩を使ってにぎること
包みたい具材を乗せたご飯を準備したら、お塩を手につけて丸めていきましょう。
このときの塩の量は、具材の塩分を考えて調整します。
濡れた手に、ひとつまみのお塩を両手になじませてあげます。このときは、少しだけ塩の粒がじゃりじゃりと感じられるくらいで良いでしょう。
熱いご飯のうちににぎること
ご飯が熱いうちにおにぎりをにぎるようにすると、出来上がったときの味がよくなります。
空気を含んだおにぎりは、触れてしっかりと米粒同士がくっつく必要があります。
熱いのをちょっと我慢しながら、少ないタッチでにぎる。これができたときに、おうちで作るおにぎりは顕著に美味しくなっていると思います。
まとめ
今回はおにぎりと相性の良いお米の品種について紹介しました。
家で作るおにぎりは、使う調味料などすべて自分好みにカスタマイズできるメリットがあります。最高のおにぎりは自分の家でしか作れないと言えるでしょう。
食べなれた具材、梅干、お米、お塩を使って美味しいおにぎりに挑戦してみてください。